proj-poverty 2021-08-04 MTG
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関連
日時
2021-08-04 19:00 - 21:00
会場
参加メンバー
Fukushima Masayo.icon
Koichiro Shiratori.icon
yuiseki.icon
アナウンスアナウンス.icon
相談・議論(アジェンダ)相談.icon
(全員)今週の進捗共有、データについての気づき、課題など共有
行政の情報、地域の身近な情報、新着通知、が実現したい
新着順で良い
カテゴリ分類も必要
現在は市区町村レベルでページを作って情報を羅列している
情報を充実させたい
シングルマザーの当事者が情報を収集してくれる
当事者にも2パターンある
情報を探している方
情報を収集してくれる方
Twitterでみつけることもある
行政の制度とは限らない
公開する前に、まずメモする場所がほしい
行政のWebページはわかりにくいし更新もされない
情報の貧困
ハードルを超えるための役割になりたい
プロトタイプ
ハートフルバンク
更新は気合い
いくつかの市区町村
石川県
福井県
市区町村同士の競争
隣の自治体のほうが制度が充実してるぞみたいな
これはつくれるので三連休でつくるyuiseki.icon
データの収集について
グラミンと進めているデータ収集は継続実施Fukushima Masayo.icon
高木さん(civichat開発)からの御依頼事項
なるべく複雑な条件を持った制度のデータほしい
金さんより難民申請のデータ提供予定。問合せずみ
CPSV-APの勉強会について-Civichatからの連携。CPSVを活用について
次回のSocial Hack Dayかどこかで勉強会できたらよい。(いったん高木さんリードでお願いしたいです!)
有識者とのつながりについては、関さんに進捗共有と併せてFukushima Masayo.iconの方でします
8/11にtkgshn.iconとhal sk.iconでCivichatのことも含めてちょっと喋ってみますtkgshn.icontkgshn.icon Fukushima Masayo.icon プロトタイプを回してもらう「場」のセッティングについて
学生インターンをグラミンとできないかを検討中。その彼らにモニターになってもらう想定。
リサーチTMに学生インターンが入っているので、連携可能性はあり(佐藤さんとやり取り中。次回MTGはいってくれるかもです)
この手法を活用している団体も既にあります
ランダム化比較試験という実験手法によって試行錯誤をして客観的に有効な貧困対策を模索し実行したという本です ― 貧困削減の施策で、最も犯しやすい失敗とはどのようなものでしょう。
最大の過ちは、貧困について一面的な見方をすることです。どんな見方も、完全に間違いというわけではありません。しかし、貧困をめぐる問題は1つではなく、大変多くの違う問題がからみあっているということを忘れがちなのです。魔法の一撃のような施策はないのです。しかしいつでも、これだけやればすべてうまくいく、という1つのやり方だけを求めようとするのがよくある間違いですね。
― 1つの方法に過剰に期待してしまう。政府や世界銀行や国連なども、そういった間違いを犯しがちですね。
もちろん、彼らがうまくいくこともあります。現場の担当者はいつも現実をよく理解し、頑張っていると思います。大変細かく気を遣い、苦痛の伴う仕事に懸命に取り組んでいます。どちらかと言えば問題は「識者」です。現場にあまり行きたがらない人たちがよく間違えるのです。現場で信念を持って貧困支援に取り組んでいる人たち、とりわけNGO(非政府組織)は常に、問題解決には、複雑な全体像をゼロから理解しなければいけないことを分かっています。
― NGOは、官僚的な組織よりもうまくやっていると。
大体そうですね。国際組織だけではなく、政府関係者も往々にして、現場に行って思考を巡らせることをせずただ抽象的に考え、現実を全然知らないですね。そして、誰の問題も解決しないような解決策を、試行もしないで考えるのです。そして、その解決策を実行に移すことにやっきになり、結局本質的な問題を考えないで終わる。
― 思いつきではなく現場の細かい事実の検証が重要なのですよね。共著『貧乏人の経済学』では、3つのI―イデオロギー(ideology)、無知(ignorant)、そして惰性(inertia)が失敗の原因と述べていました。これは政策全般に言えることのように思います。
そうです。この傾向は、先進国での貧困対策についても言えますし、経済政策についても言えることです。人は、その時代、地域ではやっている考え方やイデオロギーに強い影響を受けがちです。そしてろくに現実に関する知識もないままに政策やプログラムを考え、実行した後で効果的になるよう改定することすら怠る。これが怠惰、の部分ですね。そして、その現実、事実を知らない。私はたまたま開発支援に携わっているので、こういったことに日々直面しているので、痛感するのです。
もし、需要の問題があれば需要を喚起し、需要に問題がなければ供給すればいいと考えがちですが、そうではないと思います。たとえば貧しい人たちが自分で学校を作ることはできません。しかし学校を建てさえすればいいと考えてもいけないのです。学校に対して、人々がどういう意識を持っているのか知らなければいけません。需要側、供給側、双方から考えることが重要なのです。相互に密接にからみあっているからです。需要がないから供給しない。供給されないから需要が生まれない。
― 貧しい人々は、我々が考える以上に多くを個人で背負っていますね。たとえば先進国の人間が蛇口をひねればすぐに得られるきれいな水を得るためだけに、1日苦労しなければいけない現実に直面している。デュフロ教授が書いた、「彼らは生き延びるために考えることが多すぎて、もうこれ以上考えられないのだ」との指摘にははっとさせられました。
それは私が取り組みを進めているうち自然に実感してきたことです。その現実を、貧困支援に携わる人はしっかり見なければいけません。貧しい人々はあまりに多くのことを、日々の問題解決に費やしすぎて、より大きなこと(子供の教育など)に目を向ける余裕がない、というのが現実なのですから。
貧困対策の多くは多少の経験則と、「はずだ」「べきだ」の信仰表明に近い。すべての子どもは教育を受けられるべきだ、初期投資さえ支援すればみんな起業して豊かになるはずだ、政治に声を反映させられないから貧しいはずだ――。
どれも、まったくのまちがいではないだろう。でもそれがどの程度重要なのか。往々にして援助の現場は特に明確な根拠もなく、「どこそこで成功した」という個別の事例と、そのときの業界の流行に流されてしまう。そして、その成功率は必ずしも高くない。貧しいところでは何をやっても頑固に貧困が続く。支援する側も援助疲れを起こし、本国で貧乏人はそもそも能力がないから貧乏なんだ、助けるだけ無駄だ、という極論が台頭しても、なかなか反論できない。
彼らが南米やインドを始め各地で行ったランダム化対照実験は、それを変えた。何がどれだけ成功するのかについて、いまやきちんとした数値評価が得られる。何か他の条件があったのではないか、見たいところだけ見た結果ではないのか、といった懸念はかなり減った。政権交代などがあっても、そうしたしっかりした実証データがあれば、恣意的な政治介入に抵抗して有効な施策を継続しやすくなる。
さらに「きちんと比較実験しました。XXのほうがよいという結果でした」というだけではない。筆者訳バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』(みすず書房)では、そうした対照実験の結果として得られた、予想外のさまざまな結果が紹介されている。
たとえば、飢えているはずの人々に追加のお金を渡しても、足りない食料を買うとは限らない。むしろ社会生活に重要なテレビを買ったりする。
いったいなぜだろう。そうした予想のずれは、ときに社会的な要因が原因であり、ときに行動経済学的な認知の問題であり、いずれもまさにこれまでの援助を失敗させてきたものだ。実証を通じて、本当に大切な要因が抽出され、今後の支援の改善に対するきわめて重要な知見がもたらされることになる。
ご参加よろしくお願いします!
進捗共有doing.icon
Fukushima Masayo.icon
今週やったこと
グラミン日本百野さんにプロトタイプを共有、「東京都」に絞っていったんは構築する旨展開済み。 自治体の支援情報をGoogle spreadsheetに追記。以下のリンクのお金に関することから引っ張ってみた。
参考リンク:東京都福祉局 シングルママ・シングルパパくらし応援ナビ
来週やること
引き続きデータの収集?もう少し別のアプローチが必要?
データを入れてもらった後に、実際にプロトタイプを動かしてもらう「場」の設定。多くの人に叩いてもらった方がよいと理解。
to 白取さん
学生向けにワークショップ的なのをやってもらい、使い勝手のFBもらったりも可能でしょうか?
学生インターンをグラミンとできないかを検討中。その彼らにモニターになってもらう想定。
リサーチTMに学生インターンが入っているので、連携可能性はあり(佐藤さんとやり取り中)
伝えたいこと
8/13(金)目途にグラミン日本にもデータの収集を依頼中。また共有します。
以下、調査の気づき共有します
いろいろな支援ページをみてみた感想としては、「支援のリンクまとめました一覧」みたいのはよくあり、カテゴリや地域なでどで絞り込めるが、結局自分はどれがあてはまっているかガイドしてくれるものはあまりない印象。
「支援のリンクまとめました一覧」の例をぜひいくつか挙げていただきたいです。参考にしたいのでyuiseki.icon
所得によって得られる支援は、お金に係る支援ではかなり細かく決まっている(児童扶養手当の支給状況(一部・全部)と子供の人数、年齢は必須)細かく見るのは仕様として現実的? yuiseki.icon
完璧なマッチングを目指すのではなく、ある程度まで爆速で絞り込めて、そこから先は人力で実際に受けられる制度かどうかを確認してもらうのが現実的だと思います
「気になる制度」みたいなブックマークのしくみはどうか
「気になる制度」に追加していたら、支援団体から逆に声をかける
困ってますボタンみたいなのがあるだけでもよいかも
支援団体にメールを送りまくるとか
+1 tkgshn.icon
https://scrapbox.io/files/610a6b57f18ad9002184b772.png
熱海市の支援制度はほぼ「市役所に問い合わせてくれ」という運用になってしまう
これだと、役所の対応がパンクしてしまう
難民申請
yuiseki.icon
今週やったこと
Slackにproj-poverty-newsをつくった
来週やること
制度を入力してみるワークショップをやりたい
制度の見える化にもつながるKoichiro Shiratori.icon
自治体同士の競争も起きるはず
アジア全域で連携したいJintae Kim.icon
これはありますねtkgshn.icon
従来の貧困支援よりも、まずはアイデンティティの把握・認証に加えて、支援制度の推薦の2つによって、かなり正確により細かく支援できると考えています
経産省
内閣府
EUで発祥した
モビリティ
日本でも関係ある
多文化共生
すでにオーサリングソフトウェアはあるので調べて活用すべき
誰にファシリテーションを頼むべきか
高木さん
関さん
Fukushimaさんが集めてくださった制度データ
条件を確認して絞り込み条件に加えられないか検討する
データをJSONに入力する
ステップ式に入力していって制度を絞り込むUIを実装する
レシピ個別ページ、編集機能、削除機能
「読みやすいテキスト」を「編集しやすい」UIを実装するのはそれだけで一年とか掛かってしまう
Scrapboxを取り込む?
セキュリティ上の理由で他のWebサイトに埋め込めない
記法とか伝えるの無理
なので非現実的
オープンソースのライブラリを探す?
todo.icon →こっちが現実的
現在フルスクラッチで開発しているが、かなり大変
現在Spreadsheetに入力してもらってそれをyuiseki.iconが手作業でJSONファイルにしている
バラバラのxslファイルやSpreadsheetでデータが届くみたいな事態になるとそれをマージするのが大変なことになる
データを入力してもらったら即絞り込みシステムに反映するといったツールもあるはず
伝えたいこと
お悩みレシピの実装はかなり大変
検索、絞り込み、ソートもできるようにしないと自分にマッチするお悩みレシピを見つけにくい
コピペ用(この行にアイコンを書く)
今週やったこと
来週やること
伝えたいこと
良かった探しくす玉.icon
雑談コーナーお茶.icon
グラミン百野さんより
11月後半@名古屋日経新聞とのイベントWomen Empowerment(オンライン開催)がマイルストンとしてあり
ここのイベントにも織り込んで行けたらよい。
8月:プロトタイプvol.1:(データインプット:内部調査+8/13のグラミンからの回答)
9月:検証(各団体)
10月:見直し